会長候補はSweets☆王子!?

「あたしも最近知り合ったばかりだけど、彼は男の子なのに、見かけによらず手先が器用だから、色々と助かってるんだ。

 プラ板自体の加工は、インクの溶剤吸ったり、プラスチックの溶けるときの気体吸ったりとかで、私の体に良くないからって、ここまで全部作っておいてくれるんだ。気が利くよねー!」


 天真爛漫に言う塚本さんに対し、俺はついムッとしてしまう。

「……療養してるんですから、そんな気ぜわしいことやらなくてもいいんじゃないですかね?」


「だって、もう私には他に出来ることなんてないんだもん」


 そう小さく言う彼女の瞳は、とても寂しげだった。

「と、とにかく、これ……プラ板作ったのって誰ですか?」


 俺は何を気にしているんだろう? まるで急かすようにたずねてしまう。