それから数分も経たないうちにバス停についた時、ちょうどバスが来て、ギリギリ乗れた。バスに揺られながら、一息ついたところでふと、さっきの出来事漫画みたいだったなと思いだし、苦笑した。なかなかこの歳であれは恥ずかしい。何より私は今までの自分から変わりたかった。
「いろいろ頑張らなくちゃ…」
私の声は、美波高校前に着いたことを知らせる、運転手さんの声に重なって消えて言った。





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