呪われた旅館


もしかしたら3階の最奥にモニタリングルームがあるかもしれない。
そんな期待をもって突き当りまで順番に部屋を見ていったけど、結局そこにも人はいなかった。

照「マジで俺ら以外誰もいないみてぇだな」
愁「全部見たし、とりあえず部屋戻るか」

4階まで上がったところで、廊下が何やら騒がしいことに気づいた。
私たちが集まっていた兄組の部屋ではなく、隣の弟組の部屋の前に立っている翔太と零。

零「もういいよ、放っとこう」
翔太「え、でも」
零「しばらくしたら心細くなって戻ってくるでしょ。こんな状況だし」

兄組の部屋に戻っていった零はなんとなく話しかけにくい雰囲気で、私たちは翔太に話を聞くことにした。

すみれ「何かあったの?」
翔太「やまが1人で部屋に籠っちゃって」
大輝「え?」