悠里は何だったのか分からず、とりあえず考えないようにしていた。 末森昭三って誰なんだろう? 同じ苗字だけど。 私が末森を名乗っているのは、お爺ちゃんの家計が末森って苗字だったから名乗っているだけなんだけど…。 同じ苗字の人違いかな? そんなことを考えながら、悠里は部屋の中をかたずけ始めた。