真凛にこのことを話すと真凛は大興奮していた。



「キャー!! じゃあ、桃音は成海くんとデートするってことなの?すご〜い!うらやましい〜!! まかせて!私が桃音をとびっきり可愛くしてあげるから!」



私は真凛の活気のみなぎりに圧倒されつつも、真凛が頼りになってよかったと心から安堵した。



「じゃあ、とりあえず洋服買いに行こっか!今日の放課後、早速見に行こうね〜っ」



「え、家にある服じゃダメなの?」



「桃音、デート服持ってるの?」



デート服ってなに?



デートのための服ってこと?



「それは持ってないけど……」



「じゃあ、買いに行くしかないでしょ!」



「なんか、真凛ノリノリだね」



「だって、あの片っ端から告白を断り続けている桃音がデートに行くんだよ!? 今からワクワクだよ〜。大丈夫!私が桃音を最っ高に可愛くしてあげるから!」



「よ、よろしくお願いします……」