キミからの「好き」って、信じていいの?

それから一時間ほどで予定をたてた。



「そろそろ暗くなってきたし帰ろうか」



窓を見たら、外にはオレンジ色の夕日が見えた。



「うん、ありがとう。この計画通りに進められるように頑張るね」



「いや、頑張らなくていいよ」



「え?」



なんで、頑張らなくていいの?



私ができないと思っているとか?



私のことが頼りないとか?



そんなはずがないってわかっているのに、暗い考えしか浮かばなくて。



私は表情まで暗くなってしまったみたいで、慌てて彼が「違う違う!」と言った。



「そんなに力みすぎなくていいんだよ。頑張る、頑張るって今日何回言ったか数えてた?」



何回って……。



私、そんなに頑張るって言ってたっけ?



まったく記憶になくて、首をかしげた。



「俺がついてるから。俺に頼ればいいんだよ」



彼のその言葉を聞いた瞬間、心の中がほわっとあたたかくなった。



頼ってなんて言われたのは、すごく久しぶりだなぁ。