キミからの「好き」って、信じていいの?

「そういえば、昨日駅前の本屋さんに寄ったんだけど、そこにめっちゃイケメンの店員さんがいてね!」



化学の教科書とノートを持って、科学室へと向かっている途中で真凛が目をキラキラさせながら話し始めた。



「駅前のって、新しくできたところ?もう行ったの?」



「もっちろん!どんな本屋さんなのか、品ぞろえとかもチェックしたかったから」



「それでどうだったの?」




「もうすごかったよ!いつも行ってる本屋さんはちょっと古めの本が売ってなかったりして、わざわざ取り寄せていたんだけど駅前のところはありとあらゆる本があって、二時間くらい歩き回っちゃった!」



「そうなんだ!私も行ってみようかな〜」



「じゃあその時はさそって!私もまた行きたいし、桃音のおすすめの本紹介してほしいし、あとあのイケメン店員さんに会いたいから!」