夢みたい……。



まさかこんな奇跡が起きるなんて……!



しかも、私が桃舞くんの初恋!?



そんなの、嬉しすぎるよ……!



「……キミからの好きって、信じていいの?」



「もちろん、一生大切にするから。だから、桃音の返事聞かせて?」



「私、絶対に桃舞くんにふさわしい彼女になってみせるよ!だから、どうぞよろしくお願いしますっ」



「ありがとう。でも、桃音はそのままでいて?今の桃音が俺は大好きだから」



……っ、まただ。



桃舞くんは私が心からほしいと思っている言葉を、全部拾い集めてくれる。



今の私のままでいいって。



桃舞くんはやっぱり私の王子様だね。



かっこよくて、優しくて、私のことを私よりも理解してくれて。



私は自分のことがずっと嫌いだった。



でも、桃舞くんに出会って私は自分が好きになれたんだ。



桃舞くんが私に希望をくれた。



桃舞くんが私のとなりにいてくれる。



そんな奇跡が起きたのは、きっと私が勇気をふりしぼって告白したからだよね?



そう信じてもいいよね?



「桃舞くん、ずっとそばにいてくれる?」



「もちろんだよ。桃音、大好きだよ」



「私もっ!私も世界で一番桃舞くんが大好きっ」



私たちはこれから苦しいことも、辛いことも、嬉しいことも、楽しいことも、全部二人で半分こできたらいいな。



私は勇気を出して踏み出すことを教えてもらった。



だから、これからも私は勇気を出して頑張るよ。



桃舞くんと私の二人で輝かしい未来を創り上げるためにーー。







*



໒꒱



*




໒꒱キミからの「好き」って、信じていいの?໒꒱
*fin.*