キミからの「好き」って、信じていいの？

成海くんはゆっくりとこちらを振り返って、私を見て少し驚いたような顔をした。



うぅ、久しぶりに見ず知らずの男子と話すから緊張する……。



でも、もう声をかけちゃったし！



腹をくくって、私は彼に駆け寄った。



「あの、えっと、なんか体調悪そうだなぁって思って……。あっ、勘違いだったらすみませんっ！」



もし、これで体調が万全だったら申し訳なさすぎることに今さら気づいてしまって、慌てて頭を下げた。



しばらく頭を下げていると、彼は私の肩をトントンと叩いた。



「なんでわかったの？誰にも気づかれないと思ったし、自分でも上手く隠せてると思ったのに……」



不思議そうな顔をしている彼は、いつも見るようなキラキラをふりまいてはいなくて、純粋に理由が知りたいと思っているみたいだった。



「えっと、なんかいつものキラキラ感がなかったから、ですかね？」



「……キラキラ感？」