「装飾はどう〜?」



私は装飾班のリーダーに声をかけた。



「あと少しだけど、ひまなら手伝って〜!」



「はーい!ピンクで塗ればいい?」



「うん、この色使ってね!あと、こっちの筆が使いやすいよ〜」



「どうだった?装飾はなにかほかに必要なものとかある?あったら買ってくるよ〜」



真凛が聞いてくれたけれど、私は首を振った。
「ううん、今のところ大丈夫だって!」



「じゃあ、ちょっと買い出し行ってくるね!なにかあったら連絡ちょうだいね!いってきま〜すっ」



真凛はかけ足で学校から二十分ほどかかるスーパーへと向かっていった。



「あとは、ここって……」



「あぁ!忘れてた〜、ごめんねお願いしてもいい!?」



「うん、ひまだしやるよ〜」



「ありがとうっ」



私のクラスは順調に準備が進んでいた。



調理に関することは全部覚えたし、メニューも絵がうまい子に頼んで可愛く仕上げてもらったし、値段なども先生と相談しながら決めた。