「はぁ……なんで桃音に言っちゃうんだよ。来なくていいから!」



「えっ!行っちゃダメなの!?」



「だって、桃音に見られるのはなんか恥ずかしいし……」



私のことが嫌いになったのかと、一瞬思ったけれどそんなはずがないってかき消した。



だって、最近は自分でも感じるもの。



桃舞くんが、私のことを大事に思ってくれているって。



とりあえず、友達くらいには思ってくれている……はず!



だから大丈夫!



桃舞くんと過ごすようになってから、私はだんだんとポジティブになってきているのが自分でもわかる。



一瞬ネガティブなことを考えてもすぐに否定できるようになった。



桃舞くんが、私のことを信じてくれたから。



私も自分のことがだんだん信じられるようになっていったんだ。



「桃音のクラスはなにをやるの?」



「私はクレープを配るよ〜。いろんな味を取りそろえるから、ぜひぜひ食べにきてね!」