「ごめんね。今日は桃音ちゃんに悪いことしちゃったなと思って……感じ悪かったよね。私、でもどうしても桃舞くんの彼女になりたくて」
「うん、桃舞くんが好きなのは気づいてたけれど、なんで電話してきたの?」
「……なんでそんなに落ち着いてるの?私にはどうせ成海くんなんてつり合わないって思ってるの!?」
いきなり怒鳴り出したゆゆちゃんに驚きつつも慌てて弁解した。
「べつにそんなつもりじゃ……!私はただ、ゆゆちゃんと正々堂々と戦いたいなと思って」
「……桃音ちゃんって本当にいいこなんだね。ライバルである私にまで、優しくして。でも、私は手加減なんてしないから!……でも、桃音ちゃんも手加減なんてしなくていいからっ。言いたいことはそれだけ。じゃあね!」
彼女は一方的に話したあと、電話を切ってしまった。
まぁ、要するに手加減しないでって伝えるためにわざわざ電話してくれたのかな?
そうだとしたら、やっぱりゆゆちゃんは優しいな。
そう思いながら私は明日渡すスイーツを作りはじめた。
*
໒꒱
*
「うん、桃舞くんが好きなのは気づいてたけれど、なんで電話してきたの?」
「……なんでそんなに落ち着いてるの?私にはどうせ成海くんなんてつり合わないって思ってるの!?」
いきなり怒鳴り出したゆゆちゃんに驚きつつも慌てて弁解した。
「べつにそんなつもりじゃ……!私はただ、ゆゆちゃんと正々堂々と戦いたいなと思って」
「……桃音ちゃんって本当にいいこなんだね。ライバルである私にまで、優しくして。でも、私は手加減なんてしないから!……でも、桃音ちゃんも手加減なんてしなくていいからっ。言いたいことはそれだけ。じゃあね!」
彼女は一方的に話したあと、電話を切ってしまった。
まぁ、要するに手加減しないでって伝えるためにわざわざ電話してくれたのかな?
そうだとしたら、やっぱりゆゆちゃんは優しいな。
そう思いながら私は明日渡すスイーツを作りはじめた。
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