少し不安そうな顔をしながら聞いてきた真凛は、本当に素直だなぁなんて思いつつ。
「もちろんだよ!でも、今心から信じられる人っていうのは女子じゃなくて」
「……。え?えぇっ!?桃音が恋してるのっ!?」
真凛が叫ぶと、教室中のみんなも一拍遅れて「えーっ!」と叫んだ。
「そんなに驚くこと?」
私は不思議に思った。
だって、クラスの女子は大抵恋話をしているわけだし。
恋をすることって、みんなにとっては当たり前のことなんじゃないの?
そんなに騒ぎ立てることなのかなぁ。
「相手は!?」
「桃音につり合う男子なんて限られてるよね〜」
「美男美女でカップルになって、文化祭のベストカップル賞目指そうよ〜っ!」
みんながわいわいと盛り上がっているのを人ごとのように感じつつ、私の好きな人がもしみんなにバレたらきっとすぐに広まってしまいそうな気がした。
たぶん、みんなに私の好きな人はバレちゃいけないよね……。
*
໒꒱
*
「もちろんだよ!でも、今心から信じられる人っていうのは女子じゃなくて」
「……。え?えぇっ!?桃音が恋してるのっ!?」
真凛が叫ぶと、教室中のみんなも一拍遅れて「えーっ!」と叫んだ。
「そんなに驚くこと?」
私は不思議に思った。
だって、クラスの女子は大抵恋話をしているわけだし。
恋をすることって、みんなにとっては当たり前のことなんじゃないの?
そんなに騒ぎ立てることなのかなぁ。
「相手は!?」
「桃音につり合う男子なんて限られてるよね〜」
「美男美女でカップルになって、文化祭のベストカップル賞目指そうよ〜っ!」
みんながわいわいと盛り上がっているのを人ごとのように感じつつ、私の好きな人がもしみんなにバレたらきっとすぐに広まってしまいそうな気がした。
たぶん、みんなに私の好きな人はバレちゃいけないよね……。
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