姫内さんからカップケーキをもらったお礼として、昨日体調がよくなってからお店で姫内さんっぽいヘアゴムを見つけたから買って渡しに行った。
けれど、彼女はものすごく困った顔をしていて、瞬時にこの状況がダメだったことに気づいた。
たぶん注目されるのが嫌いなのだろうと思って、プレゼントの中に慌ててアドレスなどの個人情報を書き写した紙を入れた。
連絡が来ることを願って。
放課後まで待ってみても連絡は来なかった。
もう、こんなチャンスは二度と来ないと思って、今度は人があまりいなそうな場所へと連れ出した。
嫌がりつつも、なんだかんだで突き放せない姫内さんはやっぱり本心では優しい人なんだろうなと思った。
姫内さんに俺の正直な気持ちを伝えてみたけれど、OKはもらえなかった。
だからスマホで返事をくれるだけでいいと言ったら、ようやく「それくらいなら……」と言ってくれた。
けれど、彼女はものすごく困った顔をしていて、瞬時にこの状況がダメだったことに気づいた。
たぶん注目されるのが嫌いなのだろうと思って、プレゼントの中に慌ててアドレスなどの個人情報を書き写した紙を入れた。
連絡が来ることを願って。
放課後まで待ってみても連絡は来なかった。
もう、こんなチャンスは二度と来ないと思って、今度は人があまりいなそうな場所へと連れ出した。
嫌がりつつも、なんだかんだで突き放せない姫内さんはやっぱり本心では優しい人なんだろうなと思った。
姫内さんに俺の正直な気持ちを伝えてみたけれど、OKはもらえなかった。
だからスマホで返事をくれるだけでいいと言ったら、ようやく「それくらいなら……」と言ってくれた。


