べつに好きじゃないって、私のことが?



私のこと、ただつり合うからって理由で告白したの?



私といても、今までずっとつまらなかったの?



いろんな想いがあふれてしまって、私は崩れ落ちそうになりながら慌てて図書室へと走った。



そして、なにも考えずに勉強道具をバッグに詰め込んで図書室から出た。



学校から出るととたんに涙があふれてきた。



どうして……どうしてなの?



今まで私のこと、何度も好きって言ってくれていたのに全部ウソだったの?



ただ岩崎くんにふさわしい容姿をしていたからって私に告白してきたの?



今まで私にかけてくれた優しい言葉は全部偽りだらけのものだったの?



なんで、なんで、なんで!?



お願いだから冗談だって言ってよ。



こんなの悪い夢だって。



私はいつの間にか家にいて、ベッドに横たわっていた。



顔を触ったら、涙でベタベタになっていた。