「おはよう!」
「お、おはようっ」
私と岩崎くんは、付き合うことになって、「周りに知らせるためにも一緒に登下校をすることにしよう」と岩崎くんに言われて。
朝は学校から五百メートルくらい離れたところで、待ち合わせをすることになった。
理由は単純に、私と岩崎くんの家から学校に行くときの合流地点がそこだったから。
「毎朝迎えに行こうか」って岩崎くんは言ってくれたけれど、片方に負担がいくのはよくないかなって思ったから断った。
岩崎くんは腕時計を見ながら言った。
「時間ぴったりだね。そろそろ行こうか」
「うん」
私は普段もう少し早く教室に着いているんだけれど、そうすると生徒がほとんどいないから周りに知らせるという意味がなくなってしまうらしくて。
べつに私は一人で登校していたから、少しくらい遅くなってもいいよねと思ってうなずいた。
校門に近づいて歩いていくにつれて、周りの視線が痛くなっていった。
「お、おはようっ」
私と岩崎くんは、付き合うことになって、「周りに知らせるためにも一緒に登下校をすることにしよう」と岩崎くんに言われて。
朝は学校から五百メートルくらい離れたところで、待ち合わせをすることになった。
理由は単純に、私と岩崎くんの家から学校に行くときの合流地点がそこだったから。
「毎朝迎えに行こうか」って岩崎くんは言ってくれたけれど、片方に負担がいくのはよくないかなって思ったから断った。
岩崎くんは腕時計を見ながら言った。
「時間ぴったりだね。そろそろ行こうか」
「うん」
私は普段もう少し早く教室に着いているんだけれど、そうすると生徒がほとんどいないから周りに知らせるという意味がなくなってしまうらしくて。
べつに私は一人で登校していたから、少しくらい遅くなってもいいよねと思ってうなずいた。
校門に近づいて歩いていくにつれて、周りの視線が痛くなっていった。


