あいつは、確かに智也の前になると、大丈夫、大丈夫とよく言ってる。

けどそれは智也を心配させたくなくて無理して言ってるんだよ!

美月だって常に智也の事を考えてない行動してる

どうして彼氏のお前が気づいてないんだよ!

陽菜もどうしちまったんだ…

陽菜は美月のよき理解者で、いつもあいつを助けてくれてた。

けど心ではあんなことを思ってたなんて…

俺はあいつらに幻滅した。

美月は1人になんてしたら壊れる。

それはあの出来事でよく分かった。

だからこそ、俺が美月を守らないと。

美月の笑顔を取り戻さないと…

この日、俺は心に強くそう誓った。