「めぐ遅ぇって!」 席に戻るとゲンがご立腹だった。 その後、ゲンと何の話をしたかさえ覚えていない。 「めぐ?何か途中からボーっとしてたけど大丈夫?」 いつの間にか、あたしの部屋にいた。 慣れた手付きでコーヒーを淹れるゲンがカップを二つ持って机に置いた。 「……ん……」 隣に座ったゲンに唇を塞がれた。 「…ん……ふぁ……」 あたしの唇から声が漏れた。 「他の事考えてた?」 唇を解放したゲンが寂しそうに言った。