運命の人





「先輩と、一緒に住む.....?
いいんですか?!?」


子犬のような目をさらにうるうるさせて、誠が言う。


「ふふ、当たり前よ。だって私たちはずっと一緒にいる運命なのだからね」

「住みます!!!」


即答した誠に、またにこりと微笑み手を恋人のように握り直し爽子は歩き出した。


「せ、先輩と恋人つなぎ...。
って、あ!どこに行くんですか?」

「わたしの家よ。
準備はもうできているの。早く帰りましょう?」

「は、はい!」


そのまま二人はあの家へと、向かった。