陰の王子様






昼間とはまた違った印象のウィザリア城


昼間は庶民憧れのウィザリア城
国の誇りの象徴のような感じだが、


夜は威厳しか感じない。

誰も寄せつけない、忍び込めば最後
命の保証はない

というような…。

















「おや、やっぱり君は僕が忘れられないんだね。」



不意に暗闇からかかる声に振り返れば、そこにはクロードがいた。



「今までかまってあげられなくてごめんね。僕は第一王子だから忙しいんだ。でも、今ならたくさん遊んであげる。ついて来て。」