側にいて

刹那はほうっとため息をついた。

正直に言って涙の病弱さは折り紙つきだ。

特に最近は体調を崩しがちだった。

そのせいで体力を奪われている今そう何度も大きな発作を起こすと命にかかわる。

刹那はそれをすごく心配していた。

「・・・あの、」

むずしい表情で黙り込む医者の前で声をかけてきたのは裕香だった。

「その女の子大丈夫なんですか?」

「いや、大丈夫ではないね。少なくとも滴よりも命の危険があるからね。」