絶対に叶わないと思っていた恋。


 俺の物にならないなら、
 白雪姫に毒リンゴを食べさせて、
 俺の隣で眠らせられたらなと
 思った時もあった。


 白雪姫に呪いをかけていたこともあった。


 他の男に笑いかけて欲しくなくて
 『私はかわいくない』って
 思い込ませる呪いを。


 でも、
 叶わない恋なんて、ただの言い訳。



 意気地なしで
 白雪姫に自分の思いを伝えられない
 弱い俺が逃げるための
 言い訳だったんだ。


 俺はこれから
 全力で六花を愛していく


 どうしようもないくらい愛しい六花が
 俺の隣で
 微笑み続けてくれるように


            ☆END☆