「なんで俺がバラエティの審査担当なの!?」

「バカだからだろ。」

「そうそう、おバカだから。」

「誠、学力は低くないんだけどね·····。」

「··········ちーくんそれ全然フォローになってないよ。」



誠くんの番になった途端、ディスりのオンパレード。



「さっさと終わらせたいから早くやってくれない?」

「あずまで·····なんだよみんな·····俺にだけそんな辛辣に·····」



目に見えてしょんぼりしていく様子がわかっていたたまれなくなってくる。



「元気出してください!精一杯やるので、バラエティの審査お願いします!」



少し大袈裟に励ますと、死んだ魚のような目をしていた誠くんの瞳に光が宿った。



「これはちーくんがゾッコンなのもわかる気がする·····!」

「·····いくら誠でも、渡さないよ?」

「おい千歳、そんなマジな顔すんな。怖いから。」



それから千歳くんは静かに戦闘モードに突入。



「あーあ、マコちゃん余計な一言言っちゃったね〜。」

「ええい!強制終了するぞ!第1問!パンはパンでも食べられないパンはなーんだ!」

「リーダー、その問題はさすがに··········」

「やっと起きたの数学バカ。」

「は?よく言うぜひとカラ常連者のくせし」



言い終える前に愁平くんのお腹に東くんの強烈パンチがクリーンヒット。