「······何それ、僕のこと誘ってるの?」



千歳くんは少し苦しそうな表情で私に訴えかける。



「いや、あの決してそういう訳では······」

「あんな可愛い寝顔見せられてこんなことされたら誰だって理性なくなるよ······」



·····うん?可愛い寝顔?私友達に「死んでるみたいだね」って言われたことしかないんですけど?



「はぁ······ごめん、もう限界。」



ガタンと大きな音を立てて椅子から立ち上がった千歳くんは、次の瞬間、私をベットの上に組み敷いた。



抵抗しようにも両手首を掴まれているせいでビクともしない。



「い、一旦落ち着きましょう!?」

「少し痛いかもしれないけど、我慢して。」

「いや、ちょっ······」



そしてだんだんと千歳くんの顔が私の首筋に近づいてきて······