キスツス





「お姉さんの名前は...?
というかあの、さっきの兵士達はどうなったんですか?」


思わずお姉さんについて来てしまったけど、一緒に来なくてもよかったのかな?

そう思い聞いてみるとお姉さんは少し考える。


「........二ファ、ちゃん。
最近いつも通りに暮らしてた?」

「え?はい。ふつうにお城で....」


「お城で....なるほどね。

さっきの人たちはそのままで大丈夫。

先に行くべきところに戻っているから」


そう言ってくれた目はまっすぐ私を見ていて、わたしはお姉さんの言葉を信じることにした。


それからお姉さんの目的地に着くまで質問に答えてくれた。


まずお姉さんの名前はユキさん。

目的地にはユキさんの仲間がいるようで、城まで帰りたいというと合流してから送ってくれると言ってくれた。