キスツス




消えた瞬間、青白い光がパッと光すぐ消えた。

そのあと、またガサガサと森の中からさっき飛び込んできたであろう綺麗なお姉さんが出てきて、私の目の前に立つ。

水色でツヤツヤの長い髪、お人形みたいに整った顔、私より高い身長ですらっとした手足。

その腰には剣を納めていた。


「あ、あの.....」


声が裏返った。恥ずかしい...。


「......とりあえず移動しようか?」

私の方をジッと見つめていたお姉さんは、ついて来てといい移動し始めた。

声まで綺麗だ.....。


移動しながら話を始める。


「お嬢さん、名前はなんで言うの?」

「わたしは、二ファ...です」

「そう、いい名前だね」