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小汚い男たちが集まる酒屋、そこに男と女はいた。
何かを話すわけではなく、ただ酒を飲んでいた。
「よ〜、綺麗なお姉さん。
そんな辛気臭い顔して飲んでないで俺と楽しく飲もうや!」
一人の客が女に絡む。
女は客の顔も見ず、また酒を飲む。
代わりに男が客の顔を見る。
「なんだぁ〜?
お前にははなしかけ......ヒッ
きょ、今日はやっぱりやめておくよ...ヒヒヒ」
一瞬、睨んだ男に怯み客は元にいた席に戻る。
そのあと、女と男に絡む奴はいなかった。
ただ、身内だけでまた楽しく飲み始めたようだった。

