「ねぇ宮岡さん。もし明日地球に隕石がふってくるとして、」 このまえ席替えがあった。 「そのせいで地球が滅亡するとして、」 偶然にも隣の席になった朝比奈くんは相槌もそこそこな私にくだらない話を続けている。 「そしたら宮岡さんは最後に何したい?」 「はやく黒板消そ……?」 さっきから全然、手動いてないよ。 日直欄の“朝比奈”、“宮岡”の文字を消しながら言うと。 「俺はわざとゆっくりしてんの」 朝比奈くんは放課後の教室を、ぐるりと見渡す。