時計の針が重なる前に



「もう、大丈夫?」


花梨が泣き止んだあと、冬哉が尋ねた。


「はい…ごめんなさい。こんな夜遅くに…」

「気にしないで。

逆に頼ってもらって嬉しいよ。」


優しい言葉に花梨は少し安心した。


「花梨さん、ココア飲める?」

花梨はうなずく。

冬哉は立ち上がるとキッチンに向かった。

ココアを作るとそれを花梨に手渡した。