時計の針が重なる前に



冬哉の家はマンションだった。

しかも、そこそこ値段の張りそうなところだった。


部屋の中は、黒を基調としたシンプルなものだった。


冬哉は花梨をソファーの上に下ろすと救急箱をとってきて手当てをはじめた。


花梨は、足をさわられるのが少し恥ずかしかった。


石で少し足の裏をきっていただけなのですぐに手当ては終わった。