時計の針が重なる前に



「いたっ…」

公園に入ろうとして一歩踏み出したとき、足に小さな石がささった。


足元をみて、自分がはじめて裸足だと言うことに気づいた。


とりあえず、近くのベンチに座り、足の裏の石や砂を落とした。


そのまま、体育座りで顔を足にうずめた。

花梨の心では悲しさと悔しさと怒りと、いろんな感情が入り交じっていた。