時計の針が重なる前に



「あら?驚いた?何で知ってるか知りたいわよね~

簡単よ。この前のパーティであんたと上崎が話しているのを聞いただけ。」


花梨はあ、っとなった。

人気がなかったがゆえにいろんな話をしたが、まさかそこに寧々がいたなど思いもしなかった。


「ねぇ、おかしいと思わない?

私は世にひどい報道をされてバッシングを受け、恋人もいなくなった。

なのに、あんたは大切にされてる」


寧々は花梨をにらんだ。

その目には憎悪があらわになっている。