時計の針が重なる前に


「なんでって?私の手を見たらわかるわよね?」


たしかに、寧々の右手にはガラスの靴がある。だが、彼女達にもらった経緯などを話したことなどない。

だから、全くもって意味がわからなかった。



「わからないの?じゃあ、教えてあげる」


不敵な笑みを浮かべて花梨に近づいてくる。


「あんたが、あんたの存在が気にくわないのよ」


花梨の顔に自分の顔を近づけ、歪んだ顔て吐き捨てるように言った。