時計の針が重なる前に



「君は?」

突然の登場に冬哉は困惑していた。


「俺が誰だろうが関係ないですよね?

とりあえず、デートの邪魔、しないでください。



そういうと、誠也は状況が不味い方向にいっているのを感じて、おろおろしている花梨の腕を引っ張った。


冬哉はあまりにも突然のことで呆然と立ち去る二人の背中を見ることしか出来なかった。


花梨は腕を引っ張りながら街中をずんずん進む誠也に困惑していた。