髪を片側に寄せてホックを外す。
もう直視出来ない。
見たら理性崩壊するから。
横向いて見ないようにしたのに両手を掴まれてパンティーの方に持っていかれる。
「ほら、ちゃんと見ないと脱がせられないでしょ」
「あ……うん」
ヤバい……視界に入ってきた。
まだ見ちゃダメだ。
反応するな……!俺……!
ゆっくり降ろして全て脱がせた。
何度も見てきた身体なのに改めて見るとドキドキが止まらない。
押し倒しそうになる。
「じゃ、ヒロも…」
あっという間に脱がされて2人でバスルームへ。
洗い合いっこって言うの?
泡だらけになって結構恥ずかしい。
細い指が触れてきてくすぐったいよ。
負けじと参戦するけどこっちがヤバくなる。
キュッとシャワーを止めてあの瞳で囁くんだ。
「早く部屋に行こ」
嗚呼……本当にそれヤバ過ぎる。
バスタオル一枚身体に巻いて……
アップしてた髪も降ろして……
胸元に手を置きながら「行こう」と俺の手を握る。
こんなの反則だよ……神々しい。
俺もタオル一枚の姿だけど。
もう少し筋トレ頑張ろ。
男の割には筋肉付きにくいんだよな。
細マッチョは嫌だ。
「何考えてるの…?」
部屋に入った瞬間そう聞いてきた。
「いや……もう少し鍛えようと」
「ダメだよ……今の身体つき好きなのに」
「え…?あっ…!」
好きなのにって言いながら胸を攻めてくる。
ビクッと反応しちゃうじゃん。
ずっと禁欲してたんだよ…?
今日は…めちゃくちゃ感じやすいかも。
舌で攻めないで……
歯を食いしばり我慢する俺を見ながらクスクス笑う。
そのままベットに押し倒されたのは言うまでもなく。
「ずっと我慢してたの…?偉いね?」
はい……この時を待ちわびてました。
バスタオル姿で見降ろされるのも興奮する。
舌が這い、そのまま唇まできて絡み合う。
奈那からの降り注ぐキスの嵐は意識が飛びそうになるほど。
間に入った足で急所にも触れてくる。
ゾクゾクと感じながら奈那の攻めに酔いしれていた。
わかってる……先にいったらダメなんでしょ?
でも久しぶり過ぎてすぐにストップかけてしまう。