欲望の飴と飴売り少女Ⅱ

「亮太早くー」「早くしろよ」

蕾と本郷の声が廊下中に響く。


俺はノートを机の中に戻し俺は恥ずかしく2人みたいに声は出さず教室を出た。



2人は昇降口にいた。 靴も履き替えていた。
「亮太遅いよ」
蕾は待ちくたびれた様だ。


「本郷の椅子出しっ放しだったから」

俺は上靴を靴箱に入れスニーカーに履き替える。

「悪りぃ」
本郷は手を合わせる。蕾も手を合わせ真似をする。