木原さんが事故に遭ってから二週間が経ち私は久しぶりに学校へ向かった。


幼馴染である亮太と一緒に。



「木原さんのとこ行ってもいい?」


私は亮太に聞く。木原さんのことは何も解決してない。木原さんの友だちである2人と岡田さんも見つかっていない。



この行方不明の3人と木原さんの事故は事件として調査も進められており私もクラスメイトとして協力したい。

「あぁ」
亮太は私の意図を汲み取ってか間を置いて頷く。



「そういえば今日転校生来るんだって」
昨日先生から電話が掛かってきた。亮太も「そんな事先生言ってたな」と昨日のことを思い出す。