目を覚ますと男の車は消えていた。
「おはよ、ヨイチ」
もぞもぞと布団から少女が顔を出す。
「……おはよう」
「あさ?」
「いつの間に僕のベッドに忍び込んだ」
「ふふ」
「笑ってごまかすんじゃない。どうりで暑いと思った」
「だってね。こわかったから」
「……怖かった?」
滅多にそんなことを言わない少女らしくない。
「なにがだ」
「おとがしたの」
「車の音か? それなら先生が帰ったときのだ」
少女が頭を横に降る。
「だからってお前。それつけたまま……」
少女の足枷をみて、与一が顔をひきつらせる。
「今はずしてやる」
一階におりると、そこに、人がいた。
「あっ。あのこ!」
少女の反応をみて、それが、二階の鍵がかかっている部屋にいる者だと察した与一。
「おいおい。出てこないんじゃなかったのかよ」
「おはよう」
少女が、近づく。
「こら、紅花。 待てーー」
「……オマエらみたいな客。珍しい」
長い黒髪の隙間から少女を睨んだのは、
「センセイの、なに?」
真っ白な髪の子供だった。
「おはよ、ヨイチ」
もぞもぞと布団から少女が顔を出す。
「……おはよう」
「あさ?」
「いつの間に僕のベッドに忍び込んだ」
「ふふ」
「笑ってごまかすんじゃない。どうりで暑いと思った」
「だってね。こわかったから」
「……怖かった?」
滅多にそんなことを言わない少女らしくない。
「なにがだ」
「おとがしたの」
「車の音か? それなら先生が帰ったときのだ」
少女が頭を横に降る。
「だからってお前。それつけたまま……」
少女の足枷をみて、与一が顔をひきつらせる。
「今はずしてやる」
一階におりると、そこに、人がいた。
「あっ。あのこ!」
少女の反応をみて、それが、二階の鍵がかかっている部屋にいる者だと察した与一。
「おいおい。出てこないんじゃなかったのかよ」
「おはよう」
少女が、近づく。
「こら、紅花。 待てーー」
「……オマエらみたいな客。珍しい」
長い黒髪の隙間から少女を睨んだのは、
「センセイの、なに?」
真っ白な髪の子供だった。


