愛された時間

副担が入ってきた


「みんな座って!もう噂になってると思うけど
家庭の事情で大澄先生は昨日付で退職されました
受験前で申し訳ないと言われてました」


もう私には先生の声は聞こえなかった


洋は必ず連絡してくれる


私を置いてどこかに行く人ではない


家に帰りいつも通り食事を作って待っていた


いつの間にかテーブルで寝ていたようで


朝になっていた


帰ってない…


そう思っていると玄関が開いた音がした


玄関に走って行った


「洋!」


そこにはダンボールを持った男の人二人いた


「どちら様ですか⁇」


私は聞いた


引っ越し業者と名乗る男の人達は


ここの住人に頼まれたと言った


私は洋に電話をした


ケータイは繋がらなかった


絶望感でいっぱいだった


合鍵をテーブルに置き部屋を出た