「な、なんでそんなことを…!?」 「あー…」 京星くんは少し考えるように間を置いたあと、クイッと口角をあげて 「復讐?」 そう言った。 ふ、復讐…!? そのとき授業開始を告げるチャイムが鳴って。 ハヅキも自分の席に戻ってきた。 当然、私と京星くんの話もそこでお開きになる。 復讐ってそんな、ハヅキじゃないんだから…! っていうか、何に対しての復讐…? チラッ、と横目で京星くんを見ると、ふ、と悪戯っ子のような笑みが返ってくる。 京星くんが何を考えてるのかも全然わかんない…。