「紗英」 「あっ、うん」 やばい、京星くんと話の途中だった…! 視線を京星くんに戻した私に、京星くんはふっと少しだけ口角をあげた。 「…今日の放課後。暇?」 「え?今日?うん、暇だけど…」 「じゃ、選択教室来て。話あるから」 「う、うん…わかった」 その後すぐに先生が入ってきて、授業が始まった。 話ってなんだろう…