「えっ違うの!?」 ようやく私の否定の言葉が届いたらしいこのみちゃんが、心底びっくりしている。 「違うよっ!何でそうなるの!?」 「おっかしいなぁ、私現代文とか超絶得意なんだけど?作者の意図とか手に取るようにわかるし~!」 「でも今回は不正解だよ!」 「えっマジで!?じゃぁ…ハヅキの片想いかぁ~」 うんうん、と頷いたこのみちゃんがホワイトモカラテを手にとった。 「それはそれで青春…」 「だからっ何でそうなるの!?」 私そんなこと一言も言った覚えないんですが!?