横目でじっとり睨みつけてやるがハヅキは気付かない。 楽しそうに女子達とヘラヘラしている。おーおーいいですねぇおモテになる人は人生楽しそうで…! 「…え。紗英」 気づくと、京星のくんの声が私を呼んでいた。 「ん?」 ハヅキに向けていた殺人ビームを仕舞って振り向くと、だるそうに机に頬杖をついた京星くん。 「紗英も、なんか赤くなってる」 「え?」 「ここ」 トン、と自分の首筋を指差す京星くん。 ここ…? 私も同じように首筋を触ってみて、蘇ったのはあの…感触。 「ッあぁぁぁぁぁ!!」