案の定夜の10時くらいに来た颯

私もお風呂入って
本当に寝たかった

入って来て早々に
抱きしめられた私。
男の人の力に適うはずもなく
ただただ、抱きしめられていた

「夕陽。いいもの持ってきた」

昼間も言ってた、いいものって何?

「俺と、結婚してほしい」

え!?

「もちろん。俺の両親にも、夕陽の両親にも
俺の思いは伝えてある。
これ以上、夕陽につらい思いをさせたくないから
だったら、俺の嫁に来て」

「・・・っ」

いいの?

私なんかでいいの?

「もちろん。これは仮のやつだけど
いつか、近い将来ここにもっといいもの渡すから
それまでこれで我慢してて」

ぽろぽろと涙しか流さない私に

「返事、今欲しい」

「はいっ」

「よっしゃ」

これで、全部俺のもんだ
って喜んでる颯

そして、そのまま
颯にされるがままになってしまい
明け方まで、抱かれてしまった