だけどキラキラしてる彩の笑顔に水をさしたくなくてなにも言えなかった



「じゃあ、今日の放課後、その人の高校に行って聞こ!!」



『え、あ、…うん』



こうして、伶くんの通う高校へ行くことが決まった



「ね、愛美、その人が通ってる高校ってホントにここなの…?」



嘘であって欲しいと顔に書いてある彩にうんと頷いた



彩がそんな顔をするのも無理はないだってここは頭が良くて有名な私立の学園だけどその大半は所謂不良生徒だ。ほとんどがどこかの暴走族に属しているらしい



校門の前で二人で伶くんが通るのを待つ



その間も他行の女子生徒が校門前に居る事が珍しいのかじろじろ見られた