「え?」



まさかそんな事を言われるとは思ってなかったのか、大きな目をさらに大きく見開いてびっくりしている愛美



『愛美が俺を避けてたの、何となく気づいてた。メール送っても既読すらつかなかったし……俺、距離の取り方とかよくわかんなくて…、きっと愛美が嫌な事やったんだろうな、嫌われてるんだろうなってわかってる。』



何も言わない愛美にそのまま続ける



『だけど、自分の中で終わらせるには気持ちが大きくなりすぎててさ…、フラれるってわかってるからさ遠慮なく、人想いにフッてよ。……ちゃんと諦めるから』



最後の声はとても小さくなってしまった。…自分の中で終わらせるには大きくなりすぎた気持ち、とてもじゃないけど諦めなんかつかなくて…。