「やめろよ、嫌がってる」
ぶつかりそうになった体を、律くんがそっと支えてくれた。
ひゃあっ…。
私もこれだけでドキドキして、男の子に免疫がないことは認めるけど…相手が律くんだから余計に意識してしまうってのはある。
「兄貴は適当すぎだろ」
「はいはい、悪かった。律が怒ると怖いからな。俺は仕事に戻るよ」
カウンターの奥へ引っ込んでしまい、フロアの目につく場所にはちょうど誰もいなくて律くんとふたりっきり。
なにを話せばいい!?
構えていたけど、律くんはマイクが入ったカゴを持ちそのまま立ち去ろうとする。
今話しかけなきゃ、もう話せない気がするの。
私、勇気を出して!
ぶつかりそうになった体を、律くんがそっと支えてくれた。
ひゃあっ…。
私もこれだけでドキドキして、男の子に免疫がないことは認めるけど…相手が律くんだから余計に意識してしまうってのはある。
「兄貴は適当すぎだろ」
「はいはい、悪かった。律が怒ると怖いからな。俺は仕事に戻るよ」
カウンターの奥へ引っ込んでしまい、フロアの目につく場所にはちょうど誰もいなくて律くんとふたりっきり。
なにを話せばいい!?
構えていたけど、律くんはマイクが入ったカゴを持ちそのまま立ち去ろうとする。
今話しかけなきゃ、もう話せない気がするの。
私、勇気を出して!


