っていうかこれ、もし律くんのことだったら…。



やっぱりふたりは?



ううん、この女の子がマリモくんとは限らないし…。



妹、とか?



モヤモヤしっぱなしで落ち着かない。



そのうち隣に誰かが座ったことにも気づかなかった。



「そーいうの、興味あるんだ?」



え…。



隣を見ると、律くんが優しい笑顔をこっちに向けていた。



っていうか、いつからそこに?!



「おっ、おはよう」



「おはよ」



びっ…びっくりしたぁー!



あれ、そーいうの、興味あるんだ…って、ファッション誌のこと?



「う、うん…たまには、してみたいなって…」



「へぇ…」



律くんの頬がなんだか赤らんでいる。



…私、なにか変なこと言ったかなぁ。