店の外で待つように言われて外に出ると、律くんとマリモちゃんが歩く姿が遠目に見えた。



思わず壁の陰に隠れてしまう。



私ってば…別に隠れなくてもいいのに。



制服姿のふたりは、ビルのエレベーターに乗り上へ上がって行った。



マリモくん…今朝の格好じゃなく、籾高の制服だった。



腕を組んで歩いてるってこともなく、ふたりは普通に話していた。



やっぱり…男の子、なの?



今朝の格好は女の子そのものだったよね。



うーん…わからないや…。