詩優side




「夜瀬くんがもし私の邪魔したら、その時は容赦なく妃芽乃さんを射殺するから」




関根にそう言われて、俺は手も足も縛られていなかった。




花莉を助けたいのに、動けない。

だから、俺は関根にバレないように京子にSOSの連絡と位置情報を何回か送って













───────────花莉が橋の上から飛びおりるのを見ていることしかできなかった。